滋賀県 二百名山


武奈ヶ岳 29年10月9日

武奈ヶ岳 29年10月9日写真動画

今日は非常に危険な山、武奈ヶ岳八ツ淵滝コースです。車の中で今日行く山は、何人も死んでいるし、遭難者もよく出る話をしていた。ガリバー旅行村の料金場に着く。係員から昨日から大阪の人が1名行方不明になっていると聞かされた。十分気を付けて行く様にと注意を受けた。車で話した通りのことが現実に起こっていた。皆『え~』て感じです。駐車場に止め、支度をしていると、旅行村の人からも、大摺鉢から広谷に向かうよう案内された。どうも八ツ淵の滝の何処かで川に落ちたらしい。さらに皆不安になる。登山届けを出して出発です。舗装道を歩き、林道を歩く。
八ツ淵の滝の案内図に死亡事故多発の文字、不安がさらに高まる。ここからいよいよ登山道です。狭い登山道を進む。崩れている箇所もある。大摺鉢に手前でおじさん2人を追い越す。大摺鉢に着く。おじさんたちは大摺鉢を渡って行った。下山時、川を渡るクサリの説明をする。大摺鉢から川沿いに行くには岩場を登る必要がある。その前に立看板が立っていた。大摺鉢から先は危険のため、大摺鉢を渡り、広谷に向かうようにと書いてある。とりあえず先に進むことにした。岩場を登り、川沿いの鎖場を越えて、屏風ヶ淵に向かう。狭く急な岩場を越えると屏風滝が出てくる。ここが最大の山場、約15m下り、川を渡りまた15mを登るコースだ。クサリを持って下りるが、大変滑りやすい、慎重に下りる。下に着くと大きな岩を飛び越さないと行けない。クサリが張って有るが、水量が多くさらに滑りやすい。ここも慎重に渡る。対岸に着くと岩の岸をトラバース、梯子と緊張が続く。梯子を登ると少し広い場所がある。振り返って見ると私達より先に登山届けを出した若者が対岸にいた。どこにいたのであろう。若者が私達の所まで来るまで休憩することにした。休憩後、クサリの岩場を登り滝の上に着く。少し坂が緩やかになる。丸太の橋が見えた。クサリも張ってある。滑りやすし、木が朽ちている。揺れるし、なんとなく折れそうな気もする。一番危険箇所かも?その後もクサリ、ロープの連続。これが登山道と思える道もある。道が崩れ1本の細い木だけの道、気を緩める箇所が無いくらい、気を張ってい進む。ようやく川を離れると、一気に緊張が解けた。ここからはいつもの登山道です。でも、登山道に見えない、直登の急坂だ!息が上がる。ようやく尾根に出た。途中まぼろしの滝の表示ある。どこに有るか分からない。正にまぼろしだ!やがて、急に目の前が明るくなった。八雲ヶ原に着いた。なんとなくホッとする。しばらく休憩していると、山伏がほら貝を吹きながら上がってきた。ここで神事をするらしい。
同じ休憩をしていた方が、40数年武奈ヶ岳に登っているが、見るのは初めてだとのこと。なにせ2年に1度いつ行われるか不明だと。すると私たちはラッキーかも。イルブキノコバに向かい、武奈ヶ岳を目指す。ブナ林になると頂上が見えた。大勢の人がいるのも見えた。もう少しだ!低木が無くなると、一気に視界が開けた。頂上です。大勢のがいる。頂上で昼食を取り、下山は北陵から細川越に向かうことにした。誰もいない。静かなルートです。何回も川渡り、川を渡り終えると、今度は登りで広谷の分岐に着く。ここからは下りです。そして最後の難所、大摺鉢の川渡りです。大きい岩から対岸の岩にクサリが張ってある。川の流れが急だ。クサリを持って、川に足を付け、向こうの岩に飛び移る
。うまく行った。皆無事渡ることができた。これで一安心。危機は去った。登山口に着くと消防車、パトカーが止まっている。警察官と消防の方2名で無線で連絡を取り合っている。まだ見つかっていないとのこと。無事帰って来て良かった。皆この山は一生印象に残ったに違いない、それぐらいスリリングに満ちた山行になりました。


武奈ヶ岳(ガリバー青少年村 Dコース)28年9月25日

武奈ヶ岳です。今回のコースは死亡事故も起きているコースです。鎖場・梯子・ロープの連続です。ピークは貴船の滝を10数mを降り、鎖を使って沢を渡り、30mの崖を梯子と鎖で登り直す場所です。最後に大摺鉢で荒川さんが川に頭から浸かり流されそうになったハプニングもあります。見所満載の山行になりました。
8時頃ガリバー青少年旅行村に着く。400円駐車料金を支払い第一駐車場に停める。支度を整え出発です。舗装道を進むとすぐに広い砂利道に変わる。やがてBコースとの分岐になると登山道に変わった。所々崖ぐずれ場所あり。道も狭い。ロープも有るので大丈夫である。水の音が徐々に大きくなってきた。大摺鉢に到着です。ここから初心者は反対岸に渡る。もちろん私たちは、危険コースに行く。いきなり鎖です。大したことは無い。やがて今回最大のピーク貴船の滝に着く。滝の下にほぼ垂直に鎖が垂れている。さらに鎖が対岸まで張られている。その後は滑るそうな岩をトラバースして、梯子、鎖が垂れ下がっているのが見える。荒川さんは先に降りる。前田が身軽です。あっという間に対岸に。尾谷さんはさすがに時間がかかった。上田さんは下に降りたまでは良かったが、足が滑り川の中に入ってしまう。あとはほぼ大丈夫。撮影しながら滑りそうな岩を進む。スリル満点。次は30mのほぼ直登だ!梯子を登り、短い鎖を登ると狭いが休憩できる場所あり。次は滝の頂上までの鎖が垂れ下がってる。皆は曲がりながら上っていくが、私と加藤さんは直登です。全然大したことは無い。滝を登ると川を何回か渡る。今度が丸太の橋だ。濡れて滑りやすい、さらに2人以上渡ると折れそうだ。1人ずつ渡る。落ちるとケガだけでは済みそうに無い。撮影しながら渡ると、加藤さんに怒られた。さらに進むとナメコが大量生えている木を発見。皆必死に獲っている。私は採らない。キノコ嫌いです。ここを過ぎると川の音は聞こえなくなり、尾根を目指して進んでいく。やがて八雲ヶ原にでる。昔ここにスキー場があったそうです。池もあり、心地よい風が吹いている。癒される~。ここからいよいよ頂上に向かって登っていく。イブルキノコバを過ぎていくと加藤さんと清水さんが遅れだした。ブナ林の中で2人を待つことにした。
2人は来たので、先に出発することにする。やがて空が開けてきた。蓬莱山が目に飛び込んできた。振り返ると琵琶湖が綺麗だ!伊吹山、霊仙山見える。さらに進むといつも登るコースが見えた。初めてここに出るのだと分かった。こちらのコースのほうが変化に富んで冒険心をくすぐられるいいコースです。頂上に着くと360度の展望が広がっている。素晴らしい眺めです。最高で~す!下山は登りと反対方向に行く。眺望のない樹林帯を下りていく。広谷で朝一緒に出発し、頂上で写真を撮って貰った尼崎のグループとまた合流した。尼崎のグループはイブルキノコバから下りて行きた。一緒に下山となった。大摺鉢に着く。沢を渡る映像を撮りたくて先に渡ることにした。川の真ん中に大きい岩があり、その岩から対岸の岩に鎖が張ってある。鎖を掴み足を川の流れに隠れている岩に足を入れると、足のくるぶしまで水が来る。あまりの流れの速さにビックリです。すぐに対岸の岩まで飛ぶ。撮影場所を決める。荒川さんが次に来る。その後の尼崎の彼女。次は尾谷さんです。大岩から素足をつけようとするが、ストックが邪魔なので荒川さんに向かって投げた。川下の方に回転しながらいった。荒川さん受け取りにいったが、バランスを崩し、頭から川に飛び込んでしまった。横にいた尼崎の彼女が引張挙げて助かった。彼女が横にいなかったら、どうなっていたのでしょうか?あとは全員無事渡ることができました。武奈ヶ岳は何か鬼門がありそうです。過去にも武奈ヶ岳にくると何故か、何かが起きるそうです。でも大したケガもなく無事下山でしました。
久しぶりに面白い山でした。決して1人では来ては行けないコースです。


武奈ヶ岳

今年2度目の武奈ヶ岳です。来る途中雨が降っていたが、坊村葛川区民センターの駐車場に着くと晴れてきた。駐車場にはすでに多くの車が止まっている。大型バスも止まっている。地主神社境内では団体でストレッチを行っている。明王院は先月より紅葉している。御殿山コースはいきなりの急登です。九十九折で無いと、この坂は相当きついものになるだろう。御殿山手前のフラットの場所は、先回よりかなり紅葉が綺麗だ。御殿山から次のピークに着くと風が強くなった。頂上に着いても風が強い、そして寒い。昼食の準備をしていると雨がポッリと降ってきた。早々に食事を切り上げ退散することにした。撮影も頂上で終わりです。
下山後は、お楽しみの日帰り温泉です。今日は、くつき温泉てんくうです。正面玄関は改装中です。来年3月オープンの予定。露店風呂は名前の通り『てんくう』です。朽木の町が眼下に広がり、その周りを紅葉の比良山脈が取り囲んでいる。露天風呂に浸かると日本海の北風が半身浴の体をすり抜けていく。いつまでもこの場所にとどまって居たい願望に駆り立てられる。全てのことが忘れられる一瞬でした。


武奈ヶ岳

今日は、武奈ヶ岳です。比良山地の最高峰、高島トレイルの山で200名山です。11月1日に田中陽希(グレートトラバース)が予定している山です。行ったこと無いので、事前に下調べに行くことにしました。朝、5時に出発、葛川市民センター駐車場に7時15分頃到着、登山口が分からないので、同じ時間に登る人に聞く。先に登る人がいたので、後から付いて行く。近畿三十六不動尊二十七番の明王院の前で先月9月5日に単独入山した人が、行方不明になっている家族の方が、チラシを配っていた。そういえば、今日は単独だ、気をつけよう。いきなり急登です。ジグザクの急坂が延々続く様な気がした。そんな感じをさせる山だ。途中3人の若者を追い抜いた時、3人の若者は、行方不明の家族だった。木にもらったチラシを貼り付けていた。もし。私が行方不明になったらと思うとぞっとした。なにせ3回遭難しそうになった経験を持っていたので。
御殿山に着くと2人の若者がいた。今回初の武奈ヶ岳だそうです。
御殿山から武奈ヶ岳が見えた。かなり遠くに見える。御殿山からは一旦下り登りワサビ峠から登り直す。御殿山から見たより簡単に登れた。
第一のピークでしょうか、琵琶湖は雲海に蓬莱山、伊吹山、青葉山が良く見える。このあとは天空の道です。眼下に琵琶湖や比良山地を見下ろしながらの稜線歩きです。真っ青空と、赤、黄色の紅葉、最高の気分です。頂上には1人だけ360度の眺望を独り占めしていた。ここまで2時間で登る。人が少ない山だと思ったが、下りは物凄い人が登ってきた。多分200人以上は間違いなくいた。杉林まで降りてきて、登ってくる人を待っていると、上からトレイルランをしている人が走っ下りててきた。思わず後に続いて走る。途中足を滑らし、バランスを崩すと、あっという間に差がついた。それでもいつものように走って行くと、トレイルランの人に追いつき、追い抜いてしまう。登山口まで私が先に着いた。頂上から1時間30分くらいで着く。
武奈ヶ岳は、標高は低いが、登り応えのある山で、景色も最高でした。
今度はもっとゆっくり登ろう!