山梨県 百名山


鳳凰三山 1日目 平成30年7月15日

鳳凰三山 1日目 平成30年7月15日写真動画

今日は鳳凰三山です。足首を捻挫して運動もしないので体重も増えた。さらに体力も落ちているので、会のスピードに付いて行けるか自信はなかったが、泊まりなので何とかなるかと思い参加することにした。
3時30分に集合し青木鉱泉を目指す。7時30分頃長坂インターを出る。国道20号線から青木鉱泉に向かう。段々道が狭くなってきた。舗装から砂利道に変わる。青木鉱泉のかなり手前から車が側道に停めてある。下りてくる車がいたので聞いてみた。駐車場は満車かどうか聞くと満車なので戻っているとのこと。Uターンできないのでそのままガタガタ道を登っていく。道路片側に駐車車両がズラッと並んでいる。森の中に駐車場が見えるが満車だ。会長が歩いて登って駐車場探しに行った。しばらくすると会長が戻ってきた。空いているのでさらにガタガタ道を登っていく。何とか駐車できた。駐車に手間取ったが、ほぼ予定通りの出発になった。青木鉱泉を出るとドンドコ沢に出た。土砂崩れのため迂回路ができている。迂回路は沢を渡り少し林道を登りまた沢を渡る。登山道に戻るとジグザクに登っていく。次第に道が悪くなってきた。手を使わないと登れない段差、狭く岩がゴロゴロしている。まともに登れない道が延々続く。やがて南精進ノ滝100mの分岐に着く。会長が見ずに行こうと言うが、もう来ることが無いだろうから見に行くことになった。見に行って良かった。圧倒的な水量が真っ直ぐ轟音を立てて落ちている。迫力が違う。福井にはこんな滝は見たことが無い。ここからは沢を、数回渡渉を繰り返す。水量が少ないかどうかは分からないが、無難に渡ることはできた。
渡渉を何回か繰り返している中で、熱中症で倒れてる人がいた。グループできたのだが他のメンバーは先に行って、他人が看病していた。大分良くなってきており大丈夫そうだ。五色ノ滝のある広場に着く。南精進ノ滝より高さがある。これも迫力満点の滝です。さらに滝の下まで行くことができる。何人か滝のそばまで行った。滝の飛沫でかなり濡れている。滝を後にしてさらに登っていく。段々体力が落ちてきた。足も重くなってきた。歩くのが一杯一杯になった。限界が近づいた頃ようやく沢に出た。沢に出たがなかなか着かない。道が合っているのかと言う意見も飛び出した。友清さんが見えたと言うが、私には見えない。ようやく小屋に着く。小屋の中は真っ暗です。二階に案内され、布団1枚に2人と言う。狭いなと思ったが仕方無い。着替えて表で宴会をする。でも小屋の前は狭くテーブルは一杯です。友清さんがビニールシートを持って来ていたのでラッキーでした。山で飲む酒はうまい!酔もすぐに効くような気がする。夕食の時間になった。狭い食堂に隙間のない位押し込まれた。カレーです。味はまあまあだが息苦しい。この狭さから早く開放されたいが、食べている人がいるので立ち上がれない。ようやく開放され2階で雑談をしていた。19時30分を過ぎたが、小屋の半分のスペースが空いたままになっている。これでは布団1枚に1人寝ることができるスペースだ。この小屋は初めから布団1枚に2人と決めているようだ。私と友清さんと畑中さんの3人で空いたスペースで寝ることにした。広々としたスペースで十分睡眠を取ることができた。
明日いい天気でありますように!


鳳凰三山 2日目 平成30年7月16日

鳳凰三山 2日目 平成30年7月16日写真動画

3時に起きる。晴れた!満天の星空です。
予定より30分早く出発する。まだ真っ暗です。すぐに会長が、道が違うと言い出した。昨日登山道を確認済みなので合っていますよと言う。どうやら昨日宴会するために探し回って、橋を渡ったのが登山道だと思い込んでしまったようだ。小屋からいきなりの急登です。小屋を出る時寒かったが、一気に暑くなってきた。上着を脱ぐ。森を抜けると真っ白の真砂土の急坂に変わった。急登の真砂土なので一歩登ると半歩下がってしまう。足が重いのでなかなか登れない。明るくなってきた。振り向いて見ると大雲海が広がっている。雲海の向こう側が赤くなってきている。夜明けが近い。少しずつ高度を上げていく。時々後ろを振り返る。太陽が出てきた。ご来光です。雲海の綺麗に見える。所々山が島に見える。さらに高度を上げると観音岳の横から富士山の裾野が見えてきた。そして徐々に富士山全体が見える。こんなにハッキリ富士山が見えたのは久しぶりです。山を見上げると地蔵岳のオベリスクが迫ってきた。賽の河原の手前で朝食を取る。ザックを置いてオベリスクに向かう。地蔵岳の裏に甲斐駒ケ岳の岩稜がそびえ立っている。遠くに槍ヶ岳も見える。富士山も大きく見える。
ザックを取りに戻り、登山道に戻る。真っ白の砂地が広がる所が賽の河原だ。稜線上に幾つものお地蔵様が置かれている。お地蔵差の横にタカネビランジも咲いている。シャクナゲの群生地を登っていくと赤抜沢ノ頭に着く。赤抜沢ノ頭からは地蔵岳のオベリスクがよく目立つ。反対側には北岳が綺麗に見える。昨年泊まった白根御池小屋も見えた。ここから稜線歩きです。でも登って下りてまた登りを繰り返します。観音岳向かうがこれでもかと上りを繰り返す。足が重い。観音岳の頂上が見えた。大勢の人がいる。観音岳稜線に出た。ようやく富士山が見えだした。観音岳から薬師岳の稜線の向こうに富士山。最高のロケーションですね。観音岳の頂上は岩の塊で狭い。大勢の人でごった返している。集合写真を撮って薬師岳に向かう。緩やかな稜線を歩く。
広い分岐で着く。ここで北岳をバックに集合写真を撮る。下山開始です。少し下りると富士山が噴火しているような雲がかかっていた。これが最後の景色です。ここから樹林帯を下りていく。急坂です。段差が大きく滑りやすい。足の置き場にも困る登山道だ。疲れも出てきたのか足が棒の様になってきた。大越さんと下村さんがどんどん下っていく。次第に離されて行く。情けない。でも現実です。体力の無さを痛感されられた。疲れもピークに達した。何でも無い段差の無い坂で足を滑らせた。また捻ってしまった。立ち上がれない。津田さんに起こしてもらう。以前とは違い歩いたら治る状態です。慎重に下りる。林道まで出た。林道から青木鉱泉まで1時間あるが、途中でショートカットの道を大越さんと下村さんが発見した。川を渡り青木鉱泉に着いた。渡り終えると増水のため川は渡れませんと書いてあった。
ほぼ予定通りに着いた。でも後続が遅れ1時間30分位待つことになってしまう。
鳳凰三山、いい山だった。でもよく登れたと思う。足が痛い!


北岳 29年7月21日

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今日はいい天気だ。上弦の月とその上に金星が輝いている。5時全員集合した。出発です。北陸道を走る。関が原辺りから大雨になった。晴れの予報だったのに。名古屋に入ると晴れてきた。白根インターで降りる。タクシーを11時に予約していたが早く着いたので10時に変更した。9時45分頃第4駐車場に着く。支度をしているとタクシーが来た。11時前に広河原バス停に着く。ここで昼食を取る。11時30分頃出発。野呂川の吊橋を渡る。広河原山荘で登山届を提出する。いよいよ登山開始です。すぐに急登です。大樺沢二股と白根御池の分岐に着く。休憩です。湿度が高い。暑い。ここから急登が続く。風も無いので、暑い。リックも重い。足が重くなってきた。白根御池小屋まで後20分に表示有り。ようや緩やかな登山道に変わってきた。白根御池小屋が見えた。天候は曇り。北岳見えず。宿泊の手続きをする。新しい小屋です。今日は2階くろゆりの間。綺麗で各自布団1枚だ!うれし~。ゆっくり寝れそうだ。小屋の前で宴会です。缶ビール600円生800円でした。原が一杯になってしまう。夕食が5時、食べれるかと思ったが以外にも完食してしまう。天気が良くなってきた。高嶺と地蔵岳が顔を出した。雲も取れ北岳も見えた。明日登る八本歯コル見えた。明日のコースを検討する。小屋の人が言うのには、アイゼンが8本以上でないと危険だと。私と吉川さんは6本だ!今年は雪が多いので相当登る必要が有ると予想した。検討の結果、危険を回避して草すべりを行くことに決定した。事件が起きた、会長の車のキーを何処かで落としたと大騒ぎになった。その日は見つからず。やがて消灯。8時です。ゆっくり寝れました。


北岳 29年7月22日

北岳 29年7月22日写真動画

吉川さんから、もう3時の声で全員起きる。窓から高嶺と地蔵岳のシルエットいい天気です。4時出発する。草すべりジグザクに登っていく。昨日の登りより登りやすい気がする。北岳が見えた所で朝食を取る。また事件が起きた。会長がデジカメを落としてしまった。今日の白根御池の前で落としたらしい。小屋に連絡するが無い。そんなこととは知らず伴藤さんと下村さんが間ノ岳まで行くので2人で出発してしまった。大樺沢二股との分岐の手前の斜面がシナノキンバイで黄色一色になっている。大樺沢二股との分岐を過ぎると八ヶ岳の赤岳が見えた。植物もハイマツに変わった。小太郎尾根分岐手前で振り返ると富士山が見えた。富士山を見ると何故か感動するな~。分岐に出ると甲斐駒ヶ岳、さらに登りと仙丈ヶ岳がどっしりと構えている。分岐から下を見ると、登山道を間違えた女性の登山者が急坂のガレ場を登っているのを発見。分岐にいる他の登山者から『道間違えているよ~、大丈夫ですか~』と声をかけられたいた。必死で登っている。大丈夫そうだ。分岐を過ぎると肩の小屋に向かう鎖場に出る。大したことは無い。肩の小屋に着く。3000mです。やっぱり肩の小屋は臭う。臭い!しばらく休憩する。伴藤さんから連絡有り。北岳山荘に着いたそうだ。北岳に登る。岩場です。足の置き場に困る。登りにくい。急登です。北岳は頂上かなと思ったら、ニセ頂上、その奥に頂上がある。頂上に着くが雲が出て富士山方向がまったく見えない。しばらく休憩後、反対の北岳山荘に降りる。肩の小屋より急坂です。滑りやすい、慎重に降りる。ここの斜面にはハクサンイチゲが満開。山荘に近くにタカネマンテマが咲いていると言われ探したが見当たらず。北岳山荘で昼食を取る。帰りは八本歯トラバースを行く。ここにもタカネマンテマは見当たらず。元の登山道に戻る。急登です。特に梯子の場所は急登過ぎる。頂上に着く。雨が降ってきた。先に降りることにした。13時過ぎに肩の小屋に着く。部屋を案内される。今日の食事時間は16時と告げられる。『え~早い』部屋は以前泊まった小屋の2階だ。やっぱりシュラーフ1枚分のスペースしか無い。今日は寝れそうに無い。着替えて小屋の前で宴会です。14時過ぎに2人が戻ってきた。宴会をやっていると、隣の登山者に声をかけられた。延岡から来たとのこと。今度流行すると言う焼酎を頂いた。美味しかったです。食事の案内があった。何と15時45分、宴会で腹いっぱい、どうしよう。食堂に行くとすでに行列になっていた。一番後ろに着く。すると伴藤さんが『横を見たらダメよ』と言う。ダメと言われたら見るに決まっている。横を見ると何とパンティだけの若い女性が後ろ向きで裸で立っている。その横は同じく座った状態でブラだけの上半身裸の女性もいた。奇声を発っするのかと思ったら『見てもいいよ!』と言う。大胆な女性だ。今の若者は????。食事が終わると大雨が降っている。何もすることがない。シュラーフをひいて寝た。暑い。時間も早いので寝れない。寝返りもうてない。地獄です。絶對寝不足になりそう。明日に天気が気になる。


北岳 29年7月23日

北岳 29年7月23日写真動画

少しは寝れたか分からない。ほとんど寝ていないような気がする。外は強風のようだ。風の音が凄い。また吉川さんから3時の声に起きた。トイレに行く。強風だ、それに寒い。すでに大勢の人が小屋の前にいた。4時前に支度整え、小屋の前に出た。富士山が周りが赤くなっている。いい天気です。思わず写真撮りまくりです。やっぱり富士山はいいね!刻々と空の色が変わってくる。周りも明るくなってきた。ご来光が富士山から上がるといいのでしょうが、地蔵岳からなので残念。富士山を見ていると、ちょっと早いが出発すると声がかかる。風が強い、飛ばされそうだ。富士山を見ながら下山開始です。小太郎分岐を少し下りると富士山が見えなくなってしまった。大樺沢二股と白根御池分岐で朝食です。会長がデジカメを探しに白根御池に行ってしまう。私たちは二股に降りる。降りていくと北岳バットレスが見えだした。樹林帯に入る。徐々にバットレスが大きくなっていく。八本歯への雪渓も見えだした。二股が見えた時、会長が歩いているのを発見。デシカメはやっぱり無かった。振り返ると北岳に雲がかかっている。天気は下り坂です。ここからは沢沿いに下っていく。大分下り、沢で休憩していると、沢の上から3人降りてきた。声を掛けると道を間違えたとのこと。どこで間違えたのでしょうか?まったく不明。タクシーを10時ごろに予約していたが予定よりも早く着きそうだ。9時に変更の連絡を入れる。9時前に広河原バスに着く。9時45分頃駐車場に着く。駐車場の下にある金山沢温泉に行く。10時からの営業だったが入浴できた。久しぶりの風呂で、気持ちも体もスッキリでした。


北岳 23年8月6、7日


富士山 8月27,28日