山形県 百名山


鳥海山 登り 令和元年8月11日

鳥海山 核心部 令和元年8月11日

鳥海山 下り 令和元年8月11日

鳥海山 令和元年8月11日写真動画

今回は鳥海山です。久しぶりの遠征です。距離があるので、途中観光をしながら湯の台コースの駐車場に着く。駐車場には数台の車しか止まっていない。支度を整えて出発する。緩やかな石畳の道を進む。橋を渡り更に進むと突然滝ノ小屋が現れた。本日の宿泊小屋です。泊まる登山者は全員で8名だった。寝る場所は2階で奥に個室がある。早いもん勝ちなので個室にした。リックを下ろして、一杯やることにした。飲み終わると小屋の外を散策する。鳥海山が見える。相当距離がありそうだ。小屋も周りにも花が咲いている。外界は雲に覆われている。月山も見えない。夕食の時間になった。アジフライがメインの夕食です。山の飯はこんなもんだろう。やがて陽が沈み夕焼けになった。沈み行く太陽は見えない。空は青空だ。多分星空が綺麗だろう。いつも時間に目が覚めた。2時だ。外に出てみる。すでに誰かがいる。空を見上げると満天の星空だ。流れ星が幾つも流れていく。彼女にも見せたいが、時間が早いので3時過ぎに起こす。満天星空に感激している。流れ星も出た。なかり大きな流れ星もあった。部屋に戻り再度寝直す。4時30分頃起きて出発の用意をする。窓から外を見ると登山者が何人も登っていく。朝早く駐車場から来た登山者だ。5時前に朝食を済ませ出発です。小屋の前に立つと、小屋の親父が月山が綺麗に見えると言う。正面の三角の山が月山だ。丸い山だと思っていたら、見る角度によって三角に見える。さらにギザギザの山は朝日連峰と教えてもらう。出発です。すぐに八丁坂に取り掛かる。石に1/八と書かれている。八丁坂を八等分してある。ジグザクに登っていく。登山道の両脇に花が群生している。お花畑の中を登っていく。急登です。8/八まできた。ようやく八丁坂が終わった。なだらかな道に変わった。小屋が見える。河原宿小屋です。小屋の前にニッコウキスゲが咲いている。小屋を出ると大雪渓が待っている。雪渓を登るのかと思ったら、雪渓の横を登っていく。その横を沢山のニッコウキスゲが群生している。ニッコウキスゲを見ながら登っていく。大雪渓をまたぐようにロープが雪渓の上に置かれている。ロープに沿って反対側に登山に行く。雪渓に慣れていない彼女は恐る恐る歩いて行く。反対側に着くとまた雪渓に沿って登っていく。今度が違う種類の花畑が続く。小雪渓に着く。また同じようにロープに沿って反対側に渡る。今度が湯の台コースの難所と書かれていた、あざみ坂です。名前の通り登山道に沿って多くのアザミの花がある。急登です。上からトレランをやっている若者が下りてきた。かなり登った辺りから左下に鳥海湖が見えた。と思ったら、先程すれ違った若者が登ってきた。道を間違えたと言って、走って行ってしまった。分岐まで登ってきた。ここで若者は間違えのだろう。少し登ると外輪山の伏拝岳に着く。前に頂上の新山、その下に大物忌神社が見えた。
伏拝岳に行く。祠があった。ここが伏拝岳の頂上だろうか?更に外輪山を進んでいくと新山に行くには一回下るようだ。そのまま新山に行けると思っていたので意外な展開になってきた。行者岳を越え一旦梯子を下りてまた梯子を登る。前に七高山が見える。鶏冠のような岩も見える。分岐に出た。ここから急坂だ。それも滑りやすい砂地と石の坂だ。登って来る登山者が落石させた。大変危険な坂です。慎重に下る。そして登り返す。神社には行かず頂上を目指す。岩が幾重にも重なりあった岩山だ。登り辛い。下りて来る人とぶつかり合う。中々登れない。矢印通りに行くが岩のトンネルを登るよう矢印がある。登って見る。すると頂上直下だった。岩に山頂と書いてなければ全く分からない頂上です。5人位で一杯になる頂上。大混雑です。なんとか頂上に辿り着くが写真を撮ったらすぐに下りないと下が大渋滞している。すぐに下りる。下りは神社の方向に下りることにした。岩が大きくて下り辛いし、登ってくる人も多いので中々下りられない。少し下りと20m以上割れている岩山の間を登っていく。ようやく下に神社が見えた。上がって来る人が多い。また下りる人も怖がっているので下りられない。その間をかいくぐりようやく下りることができた。それにしても登山者が多い。大物忌神社でお参りをする。
神社を後にして下山開始です。七高山の分岐に向かう。一旦下って登り返しです。落石に注意しながらの登りです。ようやく登り切る。登り切った反対側は雲海が広がっていた。登って来た時は見えた月山は雲の中に消えてしまっていた。伏拝岳から分岐に向かう。ここからは鳥海湖に向かう人が圧倒的に多い。あざみ坂を下る。急坂なので慎重に下る。登った時は咲いていなかったアザミが満開になっている。ようやくあざみ坂を下りる。小雪渓です。登ったときと同様に渡るが、今度は下るので彼女は恐る恐る渡ってきた。アイゼンを付けることにした。雪渓に沿って下らず、小雪渓をそのまま下ることにした。私はそのままツボあしのまま下りることにした。彼女は全く歩きが違うと言う。やっぱり雪渓を下る方が早い。小雪渓が終り、しばらく大雪渓に沿って下る。大雪渓を渡る場所に着く。皆がアイゼンを付けだした。私はそのままツボ足で下る。反対側に戻るのでは無く、そのまま下ることにした。前を行く2人の登山者が途中で登山道に戻った。その先は急激に下っている。心配だがそのまま下っていく。急坂な雪渓で途中切れ落ちていた。後を振り返ると大勢の人が後を付いて来ていた。大幅に時間を短縮できた。河原宿小屋に着く。彼女は大分お疲れモードに入っている。ゆっくり下る。疲れた時の八丁坂はきつそうである。滝ノ小屋にようやく着く。休むかと聞くとそのまま行くと言うので通過する。来た時は小屋まですぐに感じたが、中々登山口に着かない。相当疲れているみたいだ。ついに登山口に着く。ほっとした。駐車場には多くの車が止まっている。止めれないので道路上に長く駐車している。
長い山行になってしまった。頂上での急な下りと登りが予想外だったので精神的にも肉体的にも疲れの要因になったと思われる。でもお花畑と岩の山、対照的でたいへんいい山行になりました。